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【上海13日共同】森ビルは13日、中国の上海市で 1997年に起工したものの、アジア金融危機で建設を中断していた世界最高層ビル「上海ワールド・
ファイナンシャル・センター(上海環球金融中心)」の工事を再開すると発表した。森ビルによると高さは当初設計より32b増の492b。台北で508bの超高層ビルを建築中だが、アンテナなども含む高さで、建物自体の高さは上海のビルが世界一になるという。オフィス、ホテル、商業施設などが入る複合ビルで、101階建て。延べ床面積は37万7千3百平方b。2007年の完成を目指す。 |
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米中枢同時テロを教訓にビルの構造を強化、 避難フロアや自家発電による避難用エレベーターなどを 設置し、安全性の確保に配慮したという。 総工事費は約千億円で、日本の銀行や商社など34社による投資会社が出資。
今後は新たな資本参加も受けて国際事業にする計画。 森ビル社長は「上海にはあらゆる外資が進出し、経済は活発で、オフィス需要が見込まれ、工事再開の機は熟した」と
述べた。現在世界で最も高いビルはマレーシアのペトロナス・ ツインタワー(452b)。 |