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世界陸上/韓国・テグ 2011.8.28 ボルト100m決勝・失格 |
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![]() ▽フライングの一発失格:かつては同じ選手が2度目のフライングをした時に失格となっていたが、2003年から「各レースで1度フライングがあった後は、誰が違反しても失格」と厳格化された(次項は、この改正時のトラブルと批判的意見)。 だが同走者を揺さぶるなどの目的で1回目で故意にフライングする選手が後を絶たず、10年に「1回目から即失格」の厳格なルールが適用された。 ![]() 上のようにルール改定については知らずに、下の−オピニオン−に同調していたところ、今回(2011年8月/韓国・テグ)の世界陸上で知ったことだが、上のとおりフライングはとにかく犯せば即失格となっていた。 この改定は、公平性という点から言えば上の規定から改善されたというべきかも知れないが、非常に危うさを持った内容に感じた。 ここまで書いて食事をしながら世陸TVを観ていると、こともあろうに100m決勝でボルトが失格してしまった。 これでまた国際陸連はフライングの規定を根本から見直さなければならなくなったのではなかろうか。 もともとボルトは200mが専門で、ベルリン世陸の100mで世界新を出して以来この種目の代名詞とされてきたのではなかったか。 したがってスタートは得意というわけではなかった。それを克服しつつコーチの「ピストルを聴いて出ろ(当たり前だが、下・石井朗生の文にある“駆け引き”を排してということであろう)」という教えを守りながら反応時間の短縮を図ったという。 ※その顕著な例として、ベルリン世陸の決勝だったと思うが一度フライングがあり、他の選手6人もそれに反応して飛び出したにも拘らず、ボルトただ一人スターティングブロックから腰を上げなかった、なぜならピストルは鳴らなかったのだから。 そのボルトが今回音を聴かずに飛び出して失格したのは皮肉な成り行きであった。 |
マラソンとは対極の位置にある短距離界ではこんなことが(ずいぶん古い話だが)。 | |
−オピニオン− 毎日新聞 2003.9.24 | |
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![]() − 荒牧 千e Aramaki Kazuhide −
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