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【2012年01月07日 23時10分】 |
かるたクイーンV8、名人は14連覇 近江神宮で決定戦

小倉百人一首の競技かるた日本一を決める「第58期名人位、第56期クイーン位決定戦」が7日、大津市の近江神宮であった。立命館大生同士の対決となったクイーン戦は、楠木早紀クイーン(22)=京都市=が圧倒し、8連覇。名人戦は、西郷直樹名人(33)=東京都=が前人未到の14連覇を果たした。全日本かるた協会が主催する国内最高のタイトル戦。昨秋からの予選を勝ち抜いた挑戦者が名人、クイーンに挑んだ。クイーン戦(3回戦制)は、立命館大4年の楠木クイーン=大分県出身=が同2年の本多恭子五段(20)=草津市在住、石川県出身=に2連勝。「後輩相手でやりにくかったが、先輩の意地がありました」と貫禄を見せた。滋賀県在住者で初出場の本多五段は「速さを磨いて来年リベンジしたい」と誓った。一方、会社員同士の対決となった名人戦(5回戦制)は、西郷名人が三好輝明七段(28)=福井県=と対戦。2連勝後に2連敗して、5試合目は最大8枚差を逆転し、最後は2枚差で辛勝した。計9時間の熱戦を制し、応援に駆け付けた子どもたちと抱き合い、「父親の威厳を示せました」とほほ笑んだ。両決定戦は、百人一首1番を詠んだ天智天皇を祭る近江神宮で毎年1月に開かれている。 |
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今期の“かるた 名人・クイーン戦”TV放映は前年までに較べるとずいぶん質・量共に小振りのものとなってしまった。それも、ライブの中継はなく編集版が翌日に1時間放映されたのみであった(名人戦については、9時間に及ぶ長丁場・熱戦であったらしい)。それにしても、近年追い込まれながら最後には勝利している名人、かたやデビュー以来三番勝負の二番を常に先勝し、8期・16連勝というクイーンの戦跡はとても面白い対比である。
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ともあれ、今年放送席に着いたクイーンの落ち着き振りというのは、(実物を知るほど古い人間ではないが)郷土を同じくする双葉山にも比されるかの感を持った(体格からのオーラも)ほどで、
昨年までの感情の露出による可愛さがなくなり、少々物足りなくもあったしだい。双葉山で思いついたが、大分で強いものは他に、東九州龍谷(女子高バレー)。
下は、双葉山の貫禄を得る前のクイーン ↓

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中津南校かるた部全国優勝 |
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8月1日、「第27回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会」の個人戦A級で全国優勝した楠木早紀さん(中津南高1年)が、校長、顧問を伴い、市長報告に訪れました。楠木さんは、今年1月に行われた「第49期クイーン位決定戦」で、見事最年少(15歳)でクイーン位を獲得しています。 |
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史上最年少クイーンとなった 楠木早紀
「朝日新聞」平成17年1月15日 |
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