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世界陸上2011・女子マラソン日本惨敗
← 可哀想に日本向けの写真なので、赤羽にフォーカスが行き、1〜3位を独占したケニアの3人はピンボケ。


結果
(3着以下の選手名記載のないサイト大勢)

(1)エドナ・キプラガト(ケニア)2:28:43
(2)ジェプトゥー(ケニア)2:29:00
(3)チェロップ(ケニア)2:29:14
(4)ベケレ(エチオピア)2:29:21
(5)赤羽有紀子(ホクレン)2:29:35
(6)朱暁琳(中国)2:29:58
(7)アンデション(スウェーデン)2:30:13 (8)王佳麗(中国)2:30:25
(10)中里麗美(ダイハツ)2:30:52
(18)尾崎好美(第一生命)2:32:31
(19)野尻あずさ(第一生命)2:33:42
(22)伊藤舞(大塚製薬)2:35:16

“走る”という最も原始的なスポーツにおいて、ここまで“トレーニング法”なりが平等にいきわたり始めれば、身体能力の優れた人種が勝利を収めるのは自明の理で、一時期言われた「日本のお家芸」マラソンなどとうに風化してしまっているのに、特に女子において日本人が一縷の望みを持つのはいかなる理由からだろう。
その希が如何に儚いものであるかの象徴が、今回の世界陸上であった。
毎度相変わらず司会者男女の“阿った”やり取りに辟易しながらTVを観る羽目になるが、見事に現実を突きつけられる。まったく解説人や実況アナにしてもトンチンカンな御託ばかりを並べている。
増田明美「(終盤でケニア勢のスパートについて行けず一気に引き離された後もペースを落さず追走している赤羽について、スパートしてトップを走っているキプラガトは)5千・1万の持ちタイムは日本記録に匹敵するスピードランナーです。それを追走して差を詰めている赤羽の凄さですよね」。
受けるアナはまた「それもここまで35km走ってきたうえでのことですからね」。
一気のスパートで充分なマージンを稼ぎ、ペースを落ち着かしたキプラガトのスピードに対し、チェンジアップについて行けなかった赤羽が精一杯のギアチェンジで遅ればせながら上げえた今のスピードがセーブし始めたキプラガトのそれを上回ったとしても何の凄さもない。
また、本来5千・1万のスペシャリストであれば、マラソンを生業とする赤羽が35kmを走った後であればこそ対抗できるのであって、走り始めであればその差がもっと顕著なものになるのは目に見えていように、論理が逆である。

06. 2. 2記述ちょっと粋な話 西日本新聞 2006. 2. 2(夕)
05.11.15記述野口みずき、ベルリンで日本記録更新
ペースメーカに引かれての記録挑戦も、高橋・渋井・野口と続きそれぞれ日本記録を更新した訳だが、回を重ねるごとに面白味がなくなったのではなかろうか。
記録狙いのレースに較べて「勝負」のレースの面白さは下の高橋のベルリン・日本記録樹立記事中にも既に現われているが今回は特に、日本記録とはいっても世界記録に遅れること3分47秒、つまり2.72%(野口から見て)〜2.78%(ラドクリフから見て) もの差があること(高橋の場合は少なくとも当時の世界記録であったから、まだレースの面白さも残っていた)で、なにか鼻白むが、新聞及び陸上競技雑誌より記録・ラップ比較表のみを下に載せた。






05. 8.15記述ヘルシンキ世界陸上・女子マラソン惨敗

今回の日本選手5人の結果について、惨敗と書いたメディアは多くなかったようであるが、理由は下のように全く逆の立場から、惨敗という表現に至らなかった要素を見出せるのではないか。

(1) 団体2位は立派な結果である、日本女子の選手層の厚さを見せつけた。

(2) 所詮日本選手とラドクリフの間には、持ちタイムで7分以上(今回日本最速の弘山と比較して)の大差がある。記録上別格とまではいかないヌデレバに対しても4分以上違う。 高速コースとはいえないまでも、アテネの気候・コースとはすっかり違う今回のヘルシンキで、記録上位の海外選手に実力どおりの走りをされれば、金メダルは僥倖に過ぎないことは初めからわかっていた。

(1)は、マラソンの記録は他の競技と違い、強さの証明にはあまりにも脆弱なパスポートである。 今回の日本人選手(記録的にもかろうじて海外と太刀打ちできる渋井・高橋ではなくとも)での金もありうるという予想の中から、(2)は、心情を排し記録的な面から冷静に判断した場合、最高でも銅という予想の中から生まれた。
惨敗と書かれた一つの記事、 首藤正徳・日刊スポーツこちらにあるとおり、原以外の日本4選手が少なくともヌデレバのグループに入らなかった時点で、メダルの可能性は消えていた。
ただ、通常のレースでは(特に日本人は)、自己のペースを無視して先頭に着くと、今回の日本人4人のようにペースを守った選手に逆転されるのがお定まりであったが、それを防いだことで、メダル狙いのレースの今後の範 とされるかもしれない(原の個体差ということもあろうが)。
また、この4選手がトップグループに着いていたら、これ以下の成績に終ったであろうことも想像に難くないが。
同じく惨敗と書いたスポーツニッポンこちらの記事中には、テレビ中継では一切触れられていなかった、レース中に起きた原の脚の痛みについても言及されている。 ゴール後、軽くではあるが足を引き摺る原の姿に対し、 解説者を含め誰もコメントしないことに奇異を 感じた視聴者は多かったと思うのだが。

下の中山竹通のコメントにもあるとおり、日本女子はマラソンにおいて記録的には決して世界の優位に立ってはいないことを自覚する必要がある。
それにしても、テレビ局側の盛り上げと、ゴール後の原以外4選手の妙にさばさばした、満足感(自分の実力はこの程度だと十分把握しているよ、とでも言いたげな)とに異常な乖離を覚えた。
04.10.24記述女子マラソン、ベルリンで渋井陽子日本記録更新

今回渋井の、5KMごとの通過時間を高橋(旧日本記録)と比較すると夫々、
5KM:(-)17秒  10KM:(-)12秒  15KM:(-)6秒  20KM:(-)7秒  中間点:(-)7秒
25KM:(+)1秒  30KM:(+)5秒  35KM:(-)6秒  40KM:(-)1秒  ゴール:(-)5秒である。
両選手ともペースメーカーがきっちり刻んだレールに乗っかった結果であるから、ほとんど出入がないのは当然といえば当然の結果である。
※両選手のラップはこちら

中山竹通(オリンピック最終選考会レースを故障で欠場し、陸連の温情追加レースで選考された瀬古に対し、「這ってでも来い」と発言した)が何かの記事で、「この日本記録程度のスピードで走れる選手はまだ何人か見出せるほど日本女子の層は厚く水準は高いが、世界記録となると渋井を始め日本トップクラスのトラックスピードではまだまだ無理」とあったが、ラドクリフはこれより4分も前にいるのだから、この日本新記録もやや色あせて見えるのは私だけの感想か。
特に、40KMからゴールまでの2.195KMを渋井が7分30秒(高橋は7分34秒)かかったのに対しラドクリフは6分56秒と、桁違いのスピードである(歴代2位のヌデレバも7分02秒と速い)。
※両選手のラップはこちら
04.8.24記述女子マラソン、アテネ五輪で野口みずき優勝

朝日新聞が行ったアンケート(高橋尚子がアテネ五輪女子マラソン日本代表に漏れたことに関する)についてのコメントをアップして以後、一桁/日程度だった本マイナーページへのアクセスが、アテネで本番スタート、さらに野口みずきが優勝したことにより、23日零時から12時現在までで634と、前日まで約5ヶ月間の総アクセス数を半日で軽くオーバーする盛況となった。

通常は本ページ、3月16日のコメントにつき、まず「おことわり」等を記すのが一般的ではあろうが、今回のレース経過をTVで見て、少しばかりマラソンのコース設定(気象条件も含めた)につき疑問を持たざるを得なかった。 スタート前、気温が35度を超えていると聞いてやや嫌な予感がし(もちろん日本人選手の勝利を願わない訳ではないが、3/16コメント中の予想不的中という点で)、1kmも走らないうちにそれはますます大きくなり、アレムが前に出て2ヶ所の給水をこなした辺りからは、野口・坂本・アレムの3人がメダルと確信するに至った(もちろん結果は見てのとおりだが)。

トラック・ロードの違いはあるだろうが、前者はサーフェィスを筆頭に、条件を記録向上に向けて整備しているのに反し、アテネのコースといえば気象条件も含めてロードレースというより、アドヴェンチャーレース(名前は定かではないが、密林の山を越え、川を下るチームレースのアレ)の範疇に入りそうな設定で、距離を同じくするのみの異種競技という感があった。もちろん今年?から一方的な下り片道コース等の偏向コース非公認の決定には大賛成であるが、姑息な手段によらない記録向上に寄与する路面の整備、気象条件の設定にも期待するところである。

今回の結果を一番喜んだのはもちろん選手本人、一番安堵したのは陸連であったことは間違いない。レースの結果が、高橋を外した選択に対する最大の「アグリーメント」ととなったのだから。

04.3.16記述女子マラソン、アテネ五輪派遣選手決定
女子マラソン・アテネ代表決定後、朝日新聞がこの選考につきWEBでアンケートを行った。(http://www.asahi.com/special/vote/takahashi/result.html←今はもうない?)
 以下はその投稿意見の抜粋と、それに対する私見を記した。
 前段が投稿された意見(私見で前後をカットしたりはしたが、方向性を損なうやり方は避け、文章そのものを修正した部分もなければ、 投稿者の感情ができるだけ読み取れるようやや不必要と思われる部分まで引用した)、後段の朱記が私見である。 私見は直感重視を心がけたため(というより整理に時間を割きたくなくて)、 投稿意見は自分の関心度に応じ脈絡なくピックアップした。
────────────────────────────────────────
 アテネのレースは,コース,条件とも厳しいし,記録よりまずメダルなので,選ばれた3選手の自己記録でも,十分勝負になると思います。
 1位ということで考えれば全く勝負にはならない。
────────────────────────────────────────
 (東京では)記録を狙って自滅したが1発勝負のレースで高橋選手が他の日本人選手に負けるとは誰も思っていない。
 75%しか正解ではない。
────────────────────────────────────────
 高橋選手は、スピードにも暑さにも強い稀有な選手なので、オリンピックに出ていればきっと活躍していたと思いますが、仕方ありません。
 50%活躍を印象付け、25%1位になれた(4分21秒も速いラドクリフといえども、アテネの暑さでは確実に高橋優位という瀬古の言を信ずる)。
 彼女には、もっと記録の出やすいコースで、誰もが舌を巻くような記録を出してもらいたいです、彼女にはそれができると思います。
 高橋が4分以上自己記録を縮めることは、アテネに出場できないというショックがなくても(或いはそれへの発奮があっても)、もはや無理。
────────────────────────────────────────
 何故、有森は選ばれてQちゃんは落選?
 最下部の結論通り、それの反省から今回の結果となった。
────────────────────────────────────────
 今回の選考経過であれば論理的には賛成。だが、補欠にも選ばなかったことには大反対だ。
 これは次の意見が正解。小出・高橋共同会見による、小出からの電話で、 「エッ、補欠にも選ばれなかったんですか」との高橋の第一声の正解は、補欠ででも行きたいという事ではなく、 一度も負けたことがない、今は同僚の千葉のほうが補欠に選ばれたことに対する驚きからでた正直な気持ちでしかなかったということ。
────────────────────────────────────────
 陸連に対する批判的な意見が多いが補欠にも入れなかったことは陸連の最大の配慮である。それもわからない輩が多いのはいかがなものかと思う。
 その通りで、補欠の立場でモチベーションを保ちながらトレーニングするのは、競技歴からみても千葉以外では無理。もし高橋を選んでいたら、丁重に辞退されたのではないか。 会見で沢木が言った、「(高橋を補欠に選ばなかったのは)敬意を表したとでも云いますか」が最適な表現。
────────────────────────────────────────
 高橋が選出されなかったことにより、野口、坂本、土佐の3選手に極めて大きなプレッシャーが掛かることになった。
 今回は高橋同情論はあっても、野口は世界陸上実績による内定の2例目で、事前確認が不十分で、やや唐突だった1回目の市橋より遥かにすんなり受入れられているし、 坂本は後半颯爽のレースっぷり、30〜35Km間で、5Kmのラップ史上最高(ラドクリフの最速区間の5Kmより8秒速い)を記録したスピードで、土佐は少々浪花節的ではあるが、 故障を押しての出場・選考会最高の記録を逆転で(マラソン経験のない田中めぐみ相手で助かった)これまた表情豊かに演出したということで、この3人に前回の有森・瀬古に対すると同等の拒否反応を国民が示すことはない。
 恐らく、3選手は、このプレッシャーに耐えられず、自身の実力を発揮することなく惨敗することになるだろう。
 プレッシャーということではなく実力で、最高でも4・6・16位の結果に終る。
 陸連は、本当に金メダルを取りにいこうとするなら、世界の競合選手に大きなプレッシャーを掛けることができる高橋を選び、他の2選手がその間隙を突くチャンスを作り出すべきだった。陸連は、無能にも、戦略を欠き、自ら金メダルを日本にもたらすチャンスを失ったといえる。
 他の2選手の実力がも少し上であって始めてできる話。上記「競合」は、「強豪」の変換誤りであろう。
────────────────────────────────────────
 世界で戦える選手を大所高所から冷静に選ばなければならないにもかかわらず、日本人的浪花節発想での結論だと思います。
 あくまでも結果であるが確かに、一つ前の意見で記したように、土佐の故障を押しての出場・苦悶の表情は爽やかさの坂本と逆にして「引きつける」という同一の効果を上げた。
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 今回の選考に疑義を挟むこと止めたい。一つ言えることは、マラソン女子のアテネ五輪優勝は遠のいたと言わざるを得ない。気象条件にもよるが、ラドクリフを中心とした2時間10分台の争いになる中で選考された3人にはその力はないと思う。それは、それぞれが自己最高より大幅に高い記録だけに、5ヵ月後に迫った時間での未知への挑戦は無理だといえよう。4年前の市橋選手の未知への期待が幻であったことを、陸連は忘れたのか。
 今や金は期待出来ない。銀銅という初めから2番手や3番手を狙うような事なかれ主義の選考はあまりにも、日本的だ。
 高橋で、前に書いた25%の確率、ラドクリフ・ラドクリフというが彼女にしても25%程度の確率しかないほどオリンピックは本命なき戦いであり (女子で本命が勝ったのはシドニーの高橋くらいのもの)、6分も7分も世界に遅れているものに勝機はない。
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 高橋選手の連続金メダルへの期待をアテネ・オリンピック最大の楽しみにしていた人は少なくないだろう。その楽しみを日本陸連は早々と国民から奪い取ってしまった。
 単なる感傷である。
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 日本で陸上女子連続金メダルを狙えるのは、高橋尚子選手ただ一人。日本陸連は、自らの手で未来永劫この連続金メダルの栄誉を捨てた!
 そう、高橋には25%は可能性があり、他の選手には1%もないのだから。
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 確かに土佐選手の頑張りは賞賛に値するが、アテネ五輪が2時間20分を切るようなのスピードの戦いになれば、世界のスピードランナーと伍して戦えるのはストライド走法の野口、先般驚異的な後半のスピードを出した坂本、2時間10分台の実績を持つの高橋の3人しかいない。
 優勝記録が20分を切ることはない、22分台のタイムである。土佐については矢張り浪花節と、選考間際で印象が強くなった点は否めない。
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 でも高橋なら金メダルを取れる可能性が一番高いと言うのは、全国民のコンセンサスといえるかも?
 日本人で取れるのは確かに高橋以外にいないのだから、可能性は一番高いと言える。
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 有力が揃った大阪を制した坂本よりやや力の落ちるメンバーを何とか抑えた土佐が評価されてしまった。本来ならば、坂本が2番目の席を確定され、土佐と高橋の争いになるはずではなかろうか。
 大南が早々に脱落し、先にも記したが、相手が田中めぐみで助かった。一般から土佐が浪花節で支持される一方、はっきりと坂本より上と見る者が少ないのは、 美人度と三井住友の大応援団に対する反感?
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 メダルを狙うのではなく金メダルを狙うのであれば10分台のタイムが要求されると言う事は誰もがわかっている事。選ばれた選手が本番で自己最高タイムを3分以上も縮める事ができると陸連関係者が本気で思っているのであれば何も言いません。常識的に考えて一番金メダルに近い金メダリストを除外した事が残念でなりません。
 優勝タイムが22分台であるということは、10分台の持ちタイムが必要。(あえて云うと以前の)ラドクリフ、或いはケニア等アフリカ勢の選手ならいざ知らず、 トップに近い選手は30秒更新することさえ至難の技。
────────────────────────────────────────
 高橋選手の選考漏れは残念だが、現在の?基準?では陸連の決定も止む無し。
 結論で言っているように、この意見が正解。
────────────────────────────────────────
(結論)
 陸連としては、有森(結果90%成功、メダルの色は二つ違ったが)、瀬古(100%失敗)の過去を清算するためにはこの選考しかなかった。
 ただ一つここに、オリンピックでは如何に記録があてにならないかという証拠を示すレースがある。シドニーの男子では、当時の世界記録から3分遅れる、 記録的には平凡なエリック・ワイナイナが銀を取っている。しかも当時の男子のトップ層は、現在の女子(ラドクリフただ一人突出した)のそれとは比べものにならないほど充実していたのに。 (しかし、矢張り金ではなかった)
 タイム差・層の厚薄等で上記を考慮に入れると、野口の2位がないとは言い切れないのかもしれない、10%よりずっと低い確率で。
03.4.22記述P.ラドクリフ世界新記録樹立(2)
2003年4月13日・ロンドンマラソンでポーラ・ラドクリフが、2時間15分25秒の世界最高をマーク。

※上表を抜粋した「月刊陸上競技」は高橋の復路のタイムを昨年以来ずっと1分少なく間違えたままである。
「月刊陸上競技2003.6」豊岡示朗(大阪体育大学教授)によると、 「女子マラソンで5kmのスプリットが15分台を示したのは(2003年ロンドンマラソンでラドクリフが記録した今回が)初めてであり・・・」とあるが、「陸上競技マガジン2003.6」野口純正(陸上競技ジャーナリスト・日本陸連競技運営委員会競技部委員(記録担当)) によれば、「各種の報道で、女子マラソンが5km15分台のスプリットを刻んだのは史上初めて」と報じられたが少なくとも94年の広島でのアジア大会でスタート後の最初の10kmで150m近くも下る片道コースであったが、 中国の2人と日本の藤村信子(ダイハツ)が、15分51〜52秒で走っている。したがって、今回が「史上初」ではないので、念のため」、とある。
※この後2004年1月の大阪国際女子マラソンで坂本直子が35〜40KMを、ラドクリフより8秒速い15分47秒で走
  ることになる。


02.11.18(2)・03.1.30(赤字)記述P.ラドクリフ世界新記録(1)ラップ
前世界記録&日本記録とのペース比較
距離 C・ヌデレバ
2001 . 10 . 7 シカゴ
P・ラドクリフ
2002 . 10 . 13 シカゴ
C・ヌデレバ
2002 . 10 . 13 シカゴ
渋井陽子
2002 . 10 . 13 シカゴ
高橋尚子
2001 . 9 . 30 ベルリン
5km  
10km  
15km  
20km  
25km  
30km  
35km  
40km  
ゴール  
17.41         
34.09 (16.28) 
50.39 (16.30) 
1.06.45 (16.06) 
1.22.49 (16.04) 
1.39.04 (16.15) 
1.55.21 (16.17) 
2.11.45 (16.24) 
2.18.47 ( 7.02) 
16.27         
32.47 (16.20) 
49.05 (16.18) 
1.05.26 (16.21) 
1.21.34 (16.08) 
1.37.40 (16.06) 
1.53.45 (16.05) 
2.10.08 (16.23) 
2.17.18 ( 7.10) 
*16.30         
32.48 (16.19) 
49.06 (16.17) 
*1.05.29 (16.23) 
1.21.39 (16.10) 
1.37.56 (16.17) 
1.54.30 (16.34) 
2.11.50 (17.20) 
2.19.26 ( 7.36) 
16.29         
32.48 (16.19) 
49.07 (16.19) 
1.05.39 (16.32) 
1.22.17 (16.38) 
1.39.03 (16.46) 
1.55.52 (16.49) 
2.13.25 (17.33) 
2.21.22 ( 7.57) 
16.46         
33.10 (16.24) 
49.32 (16.22) 
1.06.11 (16.39) 
1.22.31 (16.20) 
1.39.02 (16.31) 
1.55.30 (16.28) 
2.12.12 (16.42) 
2.19.46 ( 7.34) 
前半/後半 1.10.14/1.08.33 1.09.01/1.08.17 1.09.05/1.10.21 1.09.17/1.12.05 1.09.48/1.08.58
備考 前世界最高 世界最高 パフォーマンス歴代4位 日本歴代2位 日本最高
*印は推定タイム   (筆者注・高橋の後半の記録は明らかにおかしい。1.09.58が正であろう)

■女子マラソン世界歴代20傑&サブ23分パフォーマンス (2002 . 11 . 7 現在)
(1) 2.17.18*
(2) 2.18.47  
2.18.56  
2.19.26*
(3) 2.19.46  
(4) 2.20.23*
(5) 2.20.43  
(6) 2.20.43  
2.20.47  
(7) 2.21.06  

2.21.12  
(8) 2.21.21  
(8) 2.21.21*
(10) 2.21.22*
(11) 2.21.31*
2.21.33  
(12) 2.21.45  
2.21.47  
2.21.49  
(13) 2.22.12  

2.22.19  
(14) 2.22.19*
(15) 2.22.23  
2.22.31  
(16) 2.22.33  
(17) 2.22.36  
(18) 2.22.46  
(19) 2.22.54  
(20) 2.22.56  
P・ラドクリフ(英国/73)
C・ヌデレバ(ケニア/72)
    ラドクリフ  2
    ヌデレバ  2
高橋尚子(日本/72)
魏 亜 楠(中国/81)
T・ロルーペ(ケニア/73)
M・オカヨ(ケニア/76)
    ロルーペ  2
I・クリスチャンセン(ノルウェー/56)
<10>
    ヌデレバ  3
J・ベノイト・S(米国/57)
孫 迎 傑(中国/79)
渋井陽子(日本/79)
S・ザハロワ(ロシア)
    ヌデレバ  4
U・ピヒヒ(ドイツ/65)
    高橋  2
    高橋  3
山口衛里(日本/73)
<20>
高橋  4
G・ワミ(エチオピア/74)
C・マッキーアナン(アイルランド・69)
    ザハロワ  2
L・ペトロワ(ロシア/68)
L・キプラガト(ケニア/74)
土佐礼子(日本/76)
L・シモン(ルーマニア/73)
弘山晴美(日本/68)
<29>
2002.10.13
2001.10. 7
2002. 4.14
2002.10.13
2001. 9.30
2002.10.20
1999. 9.26
2001. 4.15
2998. 4.19
1985. 4.21

2002. 4.15
1985.10.20
2002.10.20
2002.10.13
2002.10.13
2000.10.22
1994. 4.18
1998.12. 6
2002. 9.29
1999.11.21

2000. 3.12
2002.10.20
1998.11. 1
2002. 4.14
2002. 4.14
2000.10.22
2002. 4.14
2000. 1.30
2000. 1.30
シカゴ  (1)
シカゴ  (2)※1
ロンドン  (1)
シカゴ  (2)
ベルリン  (1)
北  京  (1)
ベルリン(1)
ボストン  (1)
ロッテルダム  (1)
ロンドン  (1)

ボストン  (2)
シカゴ  (1)
北  京  (2)
シカゴ  (3)
シカゴ  (4)
シカゴ  (1)
ボストン  (1)
バンコク  (1)
ベルリン  (1)
東  京  (1)

名古屋  (1)
アムステルダム  (1)
アムステルダム  (1)
ロンドン  (2)
ロンドン  (3)
シカゴ  (2)
ロンドン  (4)
大  阪  (1)
大  阪  (1)
*は2002年10月にマークされた記録
先頭のカッコ内数字は、一般に記される記録順位である。つまり個人の最高記録を抽出したものであり、同人がダブって登場することはない。ここにあげられている「パフォーマンス」とは、各人の第2位、3位記録も含めて、記録されたタイムすべてを抽出して、ランキングしたものであり、各人名の次の数字はというと、各人の自己記録順位である。
では末尾のカッコ内数字は何を表すのか?これは、その大会での着順と考えれば 、(18)土佐礼子(4)の2002.4.14ロンドン関連を見ていくと、ラドクリフ2 (1)、ザハロワ2 (2)、(16)ペドロワ(3)のように矛盾なくつながる。ところが、※1についてみれば、ヌデレバが2002年ボストンの2位であればその年の1位は誰?ということになる。ところが、上位にその名・記録はないく、疑問が残る。
(その疑問は下・左にあるとおり、後日解明された)
※1 当然これは、(1) の誤りであろう。同一人異記録をカウントする”パフォーマンス”なのだから、
これが2001年シカゴの2位記録ならこの時の1位記録がこの上になければならない。
後日誤記の理由がわかった。
他誌の歴代優勝者一覧を見ていると、優勝者の後にその大会での優勝回数(1st time・
2nd timeといった意味)が記されている。
2001年ヌデレバは、2000年に続く2回目の優勝(連覇)だったので、(2)が付されていた。
それを、上の表では順位と間違えてそのままの数字が記されている。
因みに、
2002.10.13 のシカゴマラソンは、
1. P.ラドクリフ 2.17.18
2. ヌデレバ 2.19.26
3. 渋井陽子 2.21.22
4. S.ザハロワ 2.21.31
の順位だったことになる。

 「マラソンにおいては、同人異記録(このような言葉が存在するか否かは別として)も序列に入れるべき」が、 筆者の持論であったところ、陸上競技専門誌に上のような記録一覧が掲載された。呼び名もスマートに[パフォーマンス]と記されていた。
  登場回数の多さは強さの証明であるが、 同時にマラソン年齢をも表し、登場回数が少ないながらランクの上位に位置している現役選手で若手は、マラソン年齢が若いということであり、今後の記録が期待できるとも云える。
  それにしても、クリスチャンセン、ベノイトの記録は17年前のものであって、当時2人がいかに傑出していたかの証明でもあろう。
  '03年1月の大阪国際女子マラソンにおいて、野口みずき(グローバリー)が、 2時間21分18秒のタイムで優勝した。
  これはクリスチャンセンとベノイトとの間に入る、一般にいう世界第8位の記録であり、 上表ではヌデレバ自己3位の記録に次ぐパフォーマンス第12位の記録ということになる。

■女子マラソン世界記録の変遷  (2時間35分以内)
2.35.47.5
2.32.29.8
2.27.32.6
2.25.41.3
2.25.28.7
2.22.43
2.21.06
2.20.47
2.20.43
2.19.46
2.18.47
2.17.18
2.15.25
C・ファーレンジーク(西ドイツ)
G・ワイツ(ノルウェー)
        〃
        〃
        〃
J・ベノイト(米国)
I・クリスチャンセン(ノルウェー)
T・ロルーペ(ケニア)
        〃
高橋尚子(日本)
C・ヌデレバ(ケニア)
P・ラドクリフ(英国)
P・ラドクリフ(英国)
1977. 9.10
1978.10.22
1979.10.21
1980.12.26
1983. 4.17
1983. 4.18
1985. 4.21
1998. 4.19
1999. 9.26
2000. 9.30
2001.10. 7
2002.10.13
2003. 4.13
ベルリン
ニューヨーク
ニューヨーク
ニューヨーク
ロンドン
ボストン
ロンドン
ロッテルダム
ベルリン
ベルリン
シカゴ
シカゴ
ロンドン
02.11.18記述P.ラドクリフ世界新記録樹立(1)
  2002年10月13日のシカゴマラソンにおいて、 ポーラ・ラドクリフがヌデレバの記録を約1分半短縮する世界新記録を樹立した。





02.11.26発  クリック→  世界記録他のラップ
  ラドクリフについては、昨年高橋がベルリンマラソンにおいて当時の世界最高を記録した際、陸上競技専門月刊誌上(「月刊陸上競技」或いは「陸上競技マガジン」どちらか)で、あるライターが「今後記録を伸ばす可能性のある者」として彼女の名前を挙げていた。 そのとおり彼女はトラックからマラソンに転出し、02年4月のロンドンマラソンにおいて当時の世界記録(01年シカゴマラソンにおけるヌデレバの2.18.47)に9秒差と迫る記録を出していて、 ある意味今回のシナリオは一年前すでに書かれていたのかもしれない。
01.10.18記述C.ヌデレバ世界新記録樹立
女子マラソン世界記録 (2001.10.8)
  5km  10km  15km  20km  25km  30km  35km  40km   FINISH  コース
キャサリン・
ヌデレバ
17.41 34.09 *50.40 1.06.45 1.22.49 1.39.04 1.55.21 2.11.45 2.18.47  '01.10.7
 シカゴ
5kmラップ   16.28 16.31 16.05 16.04 16.15 16.17 16.24 7.02  
*「月刊陸上競技」による 「陸上競技マガジン」によると、50.39
 高橋の世界記録(旧)については、クリック→     高橋の世界記録(旧)記事については、クリック→
緊急!   高橋も2週連続で出場を予定していたというシカゴマラソンで、昨年同マラソンで当時の歴代4位(同一人異記録を混じて記録すると5位)にあたる、2時間21分33秒を記録していたキャサリン・ヌデレバ(ケニア)が 前週ベルリンにおける高橋尚子の驚異的ともいえた初の19分台突入の世界最高記録を実ににあっさりと、59秒も縮める更なる大記録をうち立てて高橋の栄光を過去のものに押しやってしまった。
  報道によれば、高橋側は日本陸連の説得により2周連続となるシカゴの出場を断念したそうだが、現在流通している常識(フルマラソン出走は年2回、間隔は2ヶ月以上といったところか)から判断すれば説得・ 勧告も納得しうるものであろう。
  小出・高橋側は、2周連続出走程度、日常の練習メニューに較べれば軽いもんだという自信、あわよくば2週続けての世界新樹立という話題性を狙ったものであったろうが、高橋出走の結果は知る由もないながら、 結論からいえば不出場の判断は賢明であったと考える。
  余りにも短い世界記録保持期間であったことは、殊更ヌデレバ世界最強(本人のセカンド記録が高橋のそれを上回っていることも含めて)を印象づける結果となり、 日本人としてある種残念・儚さといったものを感じる。
  さらに今後の女子マラソン記録の推移を思うに、男子は既に顕著であるとおり、明らかな身体能力の違いにより、技術の占める割合の少ない陸上競技において日本人の上位は望めないのではないか。
同じトレーニングを受ければ身体能力の優れたものが上位に行くのは明らかで、科学的トレーニングがアヴェイラブルになればなるほど、   特に走ることに関しての能力では日本人より遙かに優れた能力を持っているケニア等が優位に立てることは明白であり、陸上競技の中でも最も原始的な走力という点では、 ケニアなどアフリカ圏が世界をリードすることになりそうである。
緊急!   また、後日の報道によるとシカゴマラソンは、ペースメーカー・ガードランナーなし・給水も自力で取るという、 オリンピック・世界選手権並のレースであったということで、ヌデレバのこの記録には一層の光が当たることとなり、今後のアフリカ圏優位(というより、 日本の劣性と共に中国のスキルフルな身体能力にも注意の要ありか?)には、小出・高橋コンビニのシドニー・ベルリンと続く、金・世界記録を予告どおりこともなげに成し遂げ得るという、 旨く言い表せないが或る意味今まで見たことのない種類の日本人の可能性が、微かに残った対抗の拠点でしかないのではなかろうかという、甚だ日本人にとっては悲観的な状況となった気がしてならない。
※ ここに記した「ヌデレバ」について、ケニア語の綴りも発音も知らないが、日本語標記に関しては、ある記述によると「ンデレバ(日本語にはあるまじき標記)」、別記によると「デレバ」というのもある。
01.10.10記述高橋尚子世界新記録樹立
週刊現代’01.10.20号


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週刊現代’01.10.20号
  上或いは左の記事は当然、ベルリンマラソンの前に、優勝タイムは精々22分台程度と予想したであろう筆者による記事であり、 日本のみならず世界の陸上関係者が不世出の記録と高橋のそれを認めていた証拠でもある。
  結果論ではないが私には、下・9.30のコメントで分かるとおり、只の一週間でこうあっさりと塗り替えられるとは思わないまでも、高橋の19分台突入を機にアフリカ勢による記録ラッシュが始まりそうな予感はあった。
01.9.30記述高橋尚子世界新記録ラップ(04.10.24記述時、渋井陽子の日本記録を挿入)
女子マラソン世界記録(旧)ラップ表 (2001.10.1)
  5km  10km  15km  20km  25km  30km  35km  40km   FINISH  コース
旧世界記録
高橋尚子
16.46 33.10 49.32 1.06.11 1.22.31 1.39.02 1.55.30 2.12.12 2.19.46  '01. 9.30
 ベルリン
5kmラップ   16.24 16.22 16.39 16.20 16.31 16.28 16.42 7.34  
日本記録
渋井陽子
16.29 32.58 49.26 1.06.04 1.22.32 1.39.07 1.55.24 2.12.11 2.19.41  '04. 9.26
 ベルリン
5kmラップ   16.29 16.28 16.38 16.28 16.35 16.17 16.47 7.30  
 
  01年5月末に、女子マラソンのラップとして下表を整理・掲載したところに、01年9月30日ベルリンマラソンにおいて、 高橋尚子がペースメーカ(ペースメーカは、ドッグレースで犬に追われる兎になぞらえてラビットとも呼ばれるが、オリンピック・世界選手権を除いて設定を認める方向へと大勢が向かっている)・ ガードランナに先導され・守られて、上のラップで分かるとおりイーブンペースを刻み、ラストの2.195`の落ち込みを何とか繕って、世界新記録の樹立となった。ラスト2.195`は、
国内最高記録樹立時の山口衛里が、東京の代名詞・終盤の上りを乗り切った後の同区間のラップをも下回り、高橋自身が極端に後半の落ち込みを見た、 98年バンコク・アジア大会の同区間を辛うじて上回るタイムであったが、35〜40`の落ち込みを10〜20秒程度に止めて繋いでいたことにより、20分を切るほぼ理想的なペース配分による世界記録となった。
  5月、次表掲載時に書いた、ロルーペ最強説はここに完全に過去のものとなったといってよかろう。
この日の高橋以外の主な記録比較は、クリック→    世界歴代10傑・世界記録の変遷については、↓


01.5.31記述高橋尚子アジア大会ラップ
女子マラソンラップ比較表 (2001.5.31現在)
  5km  10km  15km  20km  25km  30km  35km  40km   FINISH  コース
旧世界記録
T・ロルーペ
16.20
A