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設計料の例
以下の計算例は、昭和54年・建設省告示第1206号に準拠し、その 「略算法」を用いて算出したものです。

「略算法とは・・・」
告示第1206号に基づき「区分E技術者」に換算した標準業務人・日数を「建物類別」と予定工事金額によって 求め、「日額人件費」を乗じて算出したものを「直接人件費(P)」として、

報酬(設計料)=
  直接人件費(P)+諸経費(E)+
  技術料(F)+特別経費(R)


上記の式で設計料を求めるものです。この場合に業務内容とは、「告示第1206号別表2及び別表3」に示す全ての業務を行うことを前提としたものですが、 依頼の条件や状況によっては、業務の一部を省略できる場合もあります。

以下の計算例では、右欄のように「A・B・C」3タイプの人日数の低減を想定してみました。
「設   計」
  Aタイプ(100%):
   関連資料がきわめて少なく、参考例もほとんど
       ない場合など。
   Bタイプ(80%):
   類似の参考例や資料が豊富にある場合など。
   Cタイプ(60%):
   参考にする設計図書の一部を修正して使用でき
       る場合など。    

「工事監理」
     Aタイプ(100%):
    告示内容の全てを行う場合。
     Bタイプ(80%):
    構造や設備について他に有資格の工事監理者
        がいたり、監理不要なものがあるなど、告示別
        表にある業務の一部を行う必要がない場合な
        ど。
     Cタイプ(60%):
    構造や設備について他に有資格の工事監理者
        がいたり、監理不要なものがあるなど、告示別
        表にある業務のかなりの部分を行う必要がない
        場合など。
※略算法による場合の「標準人日数」は 「区分E技術者」=(一級建築士取得後3年未満の業務経験を有する者など)に換算した数値です。
※ ここで云う「工事監理」は 監理者が常に現場にいることを前提としません (非常駐監理)。
タイプ別設計料の算定例
用途・構造規模:専用住宅・木造2階建・
            30坪(99u)
予定工事金額  :2,100万円(30坪×70万円/坪)


直接人件費(P)×低減率+経費(E)+技術料(F)+
特別経費(R)=報酬(設計料)

(120万円×100%)+120万円+60万円+0=
300万円

※ただし、上記の金額に次のものは含まれていません。
      1)建築確認手数料(公納金)
      2)建築確認手続きに関する業務報酬
      3)消費税
<条件>

・建物類別:第4類2

・設計工事監理タイプ:
 Aタイプ(100%)

・区分E技術者の日額
 人件費(P)
 (例) 34,000円/日

・経費(E):1.0P

・技術料(F):0.5P

・特別経費(R):0円
用途・構造規模:専用住宅・鉄筋コンクリート造
            3階建・50坪(165u)
予定工事金額  :4,000万円(50坪×80万円/坪)


直接人件費(P)×低減率+経費(E)+技術料(F)+
特別経費(R)=報酬(設計料)

(403万円×80%)+226万円+96万円+0=
644万円

※ただし、上記の金額に次のものは含まれていま
  せん。
      1)建築確認手数料(公納金)
      2)建築確認手続きに関する業務報酬
      3)消費税
<条件>

・建物類別:第4類1

・設計工事監理タイプ:
 Bタイプ(80%)

・区分E技術者の日額
 人件費(P)
 (例) 34,000円/日

・経費(E):0.7P

・技術料(F):0.3P

・特別経費(R):0円
用途・構造規模:店舗併用共同住宅・鉄骨造4階建・
           100坪(330u)
予定工事金額  :6,000万円(100坪×60万円/坪)


直接人件費(P)×低減率+経費(E)+技術料(F)+
特別経費(R)=報酬(設計料)

(469万円×60%)+140万円+140万円+0=
561万円

※ただし、上記の金額に次のものは含まれていま
  せん。
      1)建築確認手数料(公納金)
      2)建築確認手続きに関する業務報酬
      3)消費税
<条件>

・建物類別:第2類

・設計工事監理タイプ:
 Cタイプ(60%)

・区分E技術者の日額
 人件費(P)
 (例) 34,000円/日

・経費(E):0.5P

・技術料(F):0.5P

・特別経費(R):0円
用途・構造規模:共同住宅・鉄筋コンクリート造・
                    5階建・400坪(1,320u)
予定工事金額  :24,000万円(400坪×60万円/坪)


直接人件費(P)×低減率+経費(E)+技術料(F)+
特別経費(R)=報酬(設計料)

(1,321万円×100%)+924万円+396万円+0=
2,641万円

※ただし、上記の金額に次のものは含まれていま
  せん。
      1)建築確認手数料(公納金)
      2)建築確認手続きに関する業務報酬
      3)消費税
<条件>

・建物類別:第2類

・設計工事監理タイプ:
 Cタイプ(60%)

・区分E技術者の日額
 人件費(P)
 (例) 34,000円/日

・経費(E):0.5P

・技術料(F):0.5P

・特別経費(R):0円
用途・構造規模:店舗事務所併用共同住宅宅・
           鉄筋コンクリート造・7階建・
           600坪(1,980u)
予定工事金額  :30,000万円(600坪×50万円/坪)


直接人件費(P)×低減率+経費(E)+技術料(F)+
特別経費(R)=報酬(設計料)

(1,562万円×80%)+625万円+125万円+0=
2,000万円

※ただし、上記の金額に次のものは含まれていま
  せん。
      1)建築確認手数料(公納金)
      2)建築確認手続きに関する業務報酬
      3)消費税
<条件>

・建物類別:第2類

・設計工事監理タイプ:
 Aタイプ(80%)

・区分E技術者の日額
 人件費(P)
 (例) 34,000円/日

・経費(E):0.5P

・技術料(F):0.1P

・特別経費(R):0円
上記算定例は、右欄の<条件>に示された前提をもとに算定した例であり、 仕事の内容や各建築士事務所の条件により設計料は異なります。
from Tokyo Association of Architectural Firms

− 荒牧 千e Aramaki Kazuhide −
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