STAP細胞とは
下記週刊新潮文中にもあるとおり、今回の“騒動”で誰が一番悪いかといえば、小保方に決まっているし、大方の識者はそう思っている。
下で、--研究社会に“居”続けてはいけない--、と言われていることで判るだろう。
が、いろいろな制約・思惑などによりそう言い出せないでいるだけだ。
勿論、社会通念上、監督・指導なりの責任上、笹井・若山その他、もとを質せば早稲田・理研等々がすっかり調子に乗せた罪(この手のトラップに免疫十分のさんまならば平然と生き延びることができるのに、これらの面々は体調を崩し、果ては命を絶つ者さえ出る)は多大といえども、一番悪いのは小保方であることに間違いない。
同じく下で池田が、「真実と妄想がコンタミを起こしている」と言っているとおり、小保方に“悪意”の“意識”はないのであろうが、ある意味、意識なく悪を行うことは一層性質(タチ)の悪い行為と言わざるを得ない。
ここで、離婚裁判の経験豊富な女弁護士の言葉、「女のウソは見破りにくい」を思い出す。その際彼女も「ウソを言っているうちに自分でも見分け・区別がつかなくなり、すっかり本気でウソを真実と信じてしまって 話す」と、池田のコンタミに当たることを述べていた。
話は少し逸れるが、男脳・女脳の違いは後天性による違いで、先天的な差は少ないという記事に対する“私の想い”について書いたが、http://toakes.co.jp/pleas/business/brain.html 果たしてそうばかりなのか?の疑問は大きい。
はてさて、先天的であろうと後天的であろうと、 女は怖い、という言葉に“ウソ”はない。
ネイチャーはさておき、博士論文に大量のコピペが見つかり小保方が非難された初期の段階の時、なりたてホヤホヤの博士にこの問題について訊いたことがあったが、彼の意見は、
「博士論文のコピペなんかあたりまえ、引用につき引用源を明記するしないは本人の勝手。
ネイチャー誌の論文--当時、笹井が大幅に手を入れたものであるとの一般報道はなされていなかった--は、特許とのかね合いもあり補填・補完を急ぐ必要のために起こったやむを得ぬ瑕疵であり、小保方一人を非難するのは可哀相、というものであった。
これは(その段階においては)正に男の言葉であった(今もこのとおりの意見であるとは思わないが)。
この問題は何度かターニングポイントを迎えたが、最も決定的と報道もされ自身も納得できたのは、若山が「(小保方に)渡したマウスと返ってきたマウスが別物」と証言した段階だった。
(後に若山はこれを曖昧な表現で覆すことになる)
今にして思えば、若山の瞬(シバタ)いた眼の表情は、「スタップ細胞はあります」のコンタミ然とした小保方発言と対照をなす虚ろな感を拭えない。
小保方のこの言葉にどれほどの“男”が誑(たぶら)かされたものか。
        ・・・MORE・・・
 週刊新潮 2014. 8.28もう誰も本気にしない・色褪せた遺物
 STAP細胞はありません西日本新聞 2014.12.20
 
最初から出来ないとわかっていながら、その検証をしなければならないというまったくもって不毛な実験に拘束されたスタッフはさぞわが身の不遇を託ったことだろう。

左のカット及びそのディスクリプションは、検証が打ち切られ、実験を行うものがいなくなったことをアガサ・クリスティのミステリ「And Then There Were None(邦題:そして誰もいなくなった)」に掛けたものであろう。
「STOP」と言ってるのさえ、「STAP」に寄せたものと勘ぐれないこともない。
しかし、「そして・・・」は、実は皆いなくなったわけではない、犯人はちゃんと生きていて、そのからくりがメインのトリックとなっているわけで、この設えは正しいとはいえない。
もっとも、この再現実験においても、実は続行している誰かが未だいるという希望・謎を提示したかったのか。

WEB上の毎日新聞(印象では、笹井自殺直前の NHK 例の番組同様、小保方には厳しい立場が垣間見える)関連記事を抜粋してみた。

**論文掲載・査読などについて**
画期的な研究成果であれば、査読者に知られることが投稿者に不利益となる恐れもあり、科学誌によっては投稿時に特定の査読者を拒むことができる。
毎日新聞が入手した資料によれば、小保方氏らは米科学誌セルに、iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥・京都大教授らを査読者から外すよう求めていた。
小保方氏にかかわった研究者たちは論文発表当時、「努力家」「怖いもの知らず」「プレゼンテーション上手」と小保方氏の研究者としての資質を褒めた。
今となっては自他ともに認める「未熟な研究者」だが、ベテラン研究者たちが研究のイロハを十分に指導した気配はない。
実態は、紹介元の権威や信頼関係を担保に、国内外の研究室を渡り歩いて膨らんだ評価だったといえる。
理研のある研究者は言う。「大学院時代の教育でその後の研究人生が決まる。その意味で小保方氏は不幸だったかもしれない。未熟さを見破れなかった指導者たちの責任は重い」

**理研の細胞否定発表に関して**
STAP細胞:否定 精神科医の香山リカさん、上昌広・東京大医科学研究所特任教授、仲野徹・大阪大大学院教授の話
毎日新聞 2014年12月19日 東京夕刊  
◇夢との境目消え--精神科医の香山リカさんの話  
小保方さんがおしゃれに気を使ったり夢を語ったりする若い女性だったことで必要以上に注目を浴びてしまった。STAP細胞を意図的にでっち上げたとは思わないが、人々を救いたいという夢を持ち続ける中で、ファンタジーとの境目が見えなくなってしまったのではないか。
そういった小保方さんのキャラクターと、「iPS細胞を超えたい」という理化学研究所の思惑が不幸な形で一致してしまった。
ここまで時間をかけて検証実験を行う必要があったのか疑問が残る。論文が取り下げられた段階で理研が謝罪し、関係者を処分しておけば、問題をもっと早く収束できたはずだ。  
◇納得いく説明を--上(かみ)昌広・東京大医科学研究所特任教授(医療ガバナンス)の話
小保方氏しか再現できない可能性が否定できない以上、本人による検証実験には意味がある。その結果、再現できなかったのであれば、なぜ「STAP細胞がある」という発表をしてしまったのか、本人が公の場で再度きちんと話すべきだ。
理研の研究は国民の税金でまかなわれており、納得のいく説明が求められている。  
◇中止は仕方ない--仲野徹・大阪大大学院教授(幹細胞学)の話  
今年8月に理化学研究所の検証チームが「STAP細胞ができなかった」と中間報告した時点で事実上、決着がついていた。今回の結論はそれを再確認したにすぎない。検証チームの実験が打ち切られるのも仕方のないことだ。
今後は、どうしてこのようなことが起きてしまったのかを理研が検証し、公表する必要がある。

だます女も悪けりゃだまされ、剰え未熟・未完の部分を補強、更に糊塗することさえ厭わず、共著者として自分の地位を高からしめんと謀る男も悪い。
さらに、この期に及んで、「モシあったら」に怯え、処分すら出来ずに逃げ得を許す(退職を認める)など更に情けないかぎりだ。
西日本新聞 2014.12.27-- 19日に続き再びの発表 --
西日本新聞 2014.12.27
上段にある“そして誰もいなくなった”は、まさに小保方の逃亡(退職による処分逃れ)を言う言葉。
 そして誰かいた? 週間新潮 2015. 2.12〜 3. 5

本ページ冒頭、上稿同様・週刊新潮においてSTAP細胞総括座談の司会を執った竹内薫が、新しく連載を始めた 同誌に4回にわたり持論をつづった“事件の回顧”である。

科学に素人の一般人として少ない情報のなか、若山教授の挙動の怪しさには何度か気付かされたが、最大のものは「小保方さんから、渡したマウスとは違うマウスの細胞が返ってきていた」という発言であった。
そして、細胞の信憑性を否定しかねないこの発言も、後に本人(若山教授)が、「必ずしもそうではなかった(違うマウスのものではないとは言えない=同じマウスのものかもしれない)」と覆してしまったそのことであった。
ともあれなにかと全てにおいてハッキリしない人物ではあった。実験の途中から移動すること自体不思議にも思える。
一方小保方は実にハッキリしていて、思い込み型の嘘つきであると竹内も断じているが、「200回成功している」などは素人が考えてもウソと分かるだろう。それを未だ彼女の信奉者がいるというのだから実にあきれ返る世のなかだ。論文発表当初でさえ、劇場型小保方像に疑問を持つ精神科医も居たというのに(見抜かれて、仮面を剥がれていた)。
西日本新聞 2015. 3.21

早々に退職願を受理し、懲戒の効力をなくした上に告訴断念、返還請求も只の60万とは、なんとも情けないものだ。


− 荒牧 千e Aramaki Kazuhide −
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