新宿 末廣亭   2005年6月中席(6/12)
種別 演者名 演目 コメント
(昼の部)
1 落語 (前座)小まさ
2 滝川 鯉之助 強情灸
3 奇術 松旭斉 八重子 旧態然の手品。単なる色物。
4 落語 春風亭 べん橋 子褒め 二つ目
5 春風亭 柳好 動物園 名前に恥じぬとまではいかず。本人の物言い、態度がマッチして獣ののっそり感は秀逸。
6 漫才 東 京丸・京平
7 落語 桂 小文治 湯屋番
8 柳家 蝠丸(代) *代役の名前、確認忘れ。可もなく不可もなしか。
9 曲芸 ボンボンブラザース ベレー帽のジャグル、表情・動きの対比(有無・大小)の妙。
10 講談 神田 松鯉 手馴れてはいるのだろうが、興味のない者には休憩でしかない。
11 落語 雷門 助六 初天神 先代同様線が細い。
12 似顔絵漫談 晴乃ピーチク もともと素養があったのか絵は上手く、つなぎの話も正楽とまではいかないが。
13 落語 三笑亭 可楽 鰻の太鼓 滑舌の覚束ないところ先代とダブって味もあるが、枯れた飄々感はまだまだ遠く及ばない。
14 春風亭 柳桜 たらちね 正座できないので(一時的?障害?)椅子に掛けての落語は初見 ※実は←クリック
15 漫才 Wモアモア
16 落語 古今亭 寿輔 新作 ホリイランキングで40位。
17 春風亭 小柳枝 粗忽長屋 ホリイランキングで34位。
18 三味線漫談 玉川 スミ 次席の鯉昇によれば、「歳が判らない、楽屋の噂によると『官軍と一緒に江戸に来た』らしい」。もちろん実際はずっと”若く”、1920年7月17日生れで、口演時はギリギリ84歳。
19 落語 瀧川 鯉昇 宿屋の富 初見であったが手馴れた運び、耳触り(耳障りじゃないよ)いい口調。ホリイランキングで28位。
(夜の部)
1 落語 (前座)笑福亭 和光 釜なくして飯を炊く方法・・・の亜作
2 春風亭 柳之助 新作
3 コント D51 北海道・青森・秋田・・・が、メーン・ニューハンプシャー・バーモント・・・に。
4 講談 神田 京子 二つ目にしては「地」でも素(ス)でない口調、漫談としての素養も大(既に次々席の新山真理を超えている?)、新鮮で今回の収穫。
5 落語 三遊亭 とん馬 新作 うちにも貸し猫はありましたが・・・の亜作
6 漫談 新山 真理 素(ス)の語り口調で、照れ・気まずさが出ない臨界か。
最終便チェックイン時間の都合により、ここまでで退席(18:00)。

講談の後に上がった落語家が、「ただ今は講談でありまして、講談では前の台のことを釈台と申します。 我々落語家のほうでは、落台(落第)と申します。」と振ることも多い(今回も、11.助六・14.柳桜が口にした)。
1人目(今回は助六)はうけるが、次からはいけない。 演目については楽屋にネタ帳があって、出し物がダブらないようにしてあるそうだが、さすがにギャグまでのデータは無いので、演者は口にしてしまった後、今日の初出かどうかを思い知らされることになる。
ここまで記してアップしていたが、上表中14.柳桜・コメント欄のリンクから分るとおり、柳桜こそオリジナルであってもおかしくない展開で不明を恥じると共に、リンクへジャンプしてしまうと能天気にフイてばかりもいられなくなる。

− 荒牧 千e Aramaki Kazuhide −

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